攻略!日商簿記検定

日商簿記1級~3級の試験内容を合格目指して徹底的に解説していくブログです

【簿記1級】材料を購入した時の仕訳

 

 

例題:

製品Aの主要材料を@50円で50kgと製品Bの主要材料を@75円で300kgを掛けで購入した。なお購入にあたり運送料1000円と保管料3500円が発生した。また、運送料は購入代価を基準とし、保管料は購入数量を基準としてA材料B材料に配賦するとする。

 

 

 

ここで注意しておかなければならないのは、購入代価という単語です。購入代価とは材料の価格に値引きと割戻を加減した最終的な材料価額を意味します。

 

購入代価=額面価格ー(値引 + 割戻)

 

また材料を購入してから倉庫に運び入れるまでに掛かった買入手数料・引取運賃などを外部材料副費と言います。そして倉庫に運び入れてから掛かる保管費・検収費を内部材料副費と言います。

 

 

<解答>

 

材料を購入した時は、その購入原価を借方に記載します。購入原価とは材料自体の価格に材料副費を加算した金額を指します。購入原価と購入代価は紛らわしいので注意してください。

 

購入原価= 購入代価 + 引取費用 (+ 引取費用以外の材料副費)

 

そして1級では2種類以上の材料があるパターンがほとんどで、材料副費がこれら2つに共通して発生する場合は購入代価や数量を基準にして材料副費をそれぞれに按分します。

 

 

支払運賃:1000円 ÷(@50円×50kg + @75円×300kg)=@0.04円

保管費:3500円÷(50kg+300kg)=@10円/kg

 

 

:A・Bそれぞれの材料副費の配賦額

 

A 支払運賃:0.04×2500=100円

 保管費:@10×50kg=500円

 

B 支払運賃:0.04×22500=900円

 保管費:@10円×300kg=3000円

 

 

:購入代価の計算

 

材料A:@50円×50kg+100円+500円=3100円

材料B:@75円×300kg +900円+3000円=26400円

 

:仕訳

 

(材料) 29500 /(買掛金)25000

        /(材料副費)4500