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【簿記1級】部門別製造間接費の予定配賦

 

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補助部門からの製造原価の配賦も終わり製造部門で集計された製造部門費は、その後各製造指図書に配賦されます

 

この製造部門費の製造指図書への配賦も予定配賦が原則です。そしてここで発生する差異は「製造部門費配賦差異」とされます。

 

 

 

例題:各会計処理における仕訳を行いなさい。

(1)当年度の年間予算数値は次の通りである。ここから各部門の予定配賦率を求めなさい。なお切削部門の配賦基準は機械運転時間、組立部門の配賦基準は直接作業時間とする。

 

  切削部門 組立部門 合計
製造部門予算 25920円 23040円 48960円
予定直接作業時間 48時間 96時間  144時間 

予定機械運転時間

72時間 48時間 120時間

 

(2)当月の切削部門の機械運転時間は12時間である。(No1に4時間、No2に8時間)、組立部門の直接作業時間は10時間(No1に6時間、No2に4時間)であり各製造部門費の予定配賦を行なった。

 

(3)各製造部門費勘定に集計された当月の製造部門費実際発生額は切削部門が4000円、組立部門が2500円であり予定配賦額と実際配賦額の差を製造部門費配賦差異勘定に振り替えた。

 

 

 

 

<解答>

 

(1)予定配賦率の計算

 

(1)当年度の年間予算数値は次の通りである。ここから各部門の予定配賦率を求めなさい。なお切削部門の配賦基準は機械運転時間組立部門の配賦基準は直接作業時間とする。

 

この文面に従って計算していきます。

 

切削部門:25920円÷72時間=@360円

組立部門:23040円÷96時間=@240円

 

 

 

 (2)予定配賦額の計算

 

切削部門:No1   @360円×4時間=1440円

     No2 @360円×8時間=2880円

 

組立部門:No1  @240円×6時間=1440円

     No2  @240円×4時間=960円

 

 

<仕訳>

(仕掛品)7320 /(切削部門)4320

          (組立部門)2400

 

 

(3)配賦差異の計算

 

切削部門:4320円(予定額)-4000円(実際額)=+320円(貸方:有利差異)

組立部門:2400円(予定額)ー2500円(実際額)=△100円(借方:不利差異)

 

 

<仕訳>

 

(切削部門)     320 /(製造部門費配賦差異)320

(製造部門費配賦差異)100 /(組立部門)     100